10月6日(金) 米子~出雲~温泉津 小泉八雲旧居と稲荷神社

松江城の天守閣をあとに、鎮守の森散策コースを通って

城外の小泉八雲記念館に向かう。


*****************************************

ここで、展示を見ながら、とんでもないことに気がついた。

 

「えぇ~っ! あのお稲荷さんだったの!?」

 

 

小泉八雲、松江、宍道湖どの言葉も

なんとも心地よい響き

 

「ラフカディオ・ハーン」

一番初めに覚えた外国人の名前かもしれない。

子供の時からファン。

「耳なし芳一」も「雪女」も

”怪談”といっても怖くはなく、

不思議で、あわれで物悲しい雰囲気が

子供心にも感じられて、好きだった。

 

まずは小泉八雲記念館に寄る。

かって見た、NHKのドラマのジョージチャキリスの顔がうかぶ。

**************************

ハーンゆかりの稲荷神社、

それが今、横目で見ながら通り過ぎてきた

松江城内の稲荷神社だったのだ。

 

先を急ぐあまり、

中へ入らず通り過ごしてきてしまった。



記念館の隣は 八雲の旧居

 

一部改築されたところを復元した部分もあるが、

八雲が住んでいた頃のままの姿を保っているという。

落ち着いた、感じのいい住まい。

いいなあ~

 

写真は撮っても?」

「かまいません。撮ってください」

 

うれしい。



 

少し先の 武家屋敷にも入り、

ぐるりと建物の周りも一回り。

 

中級武士の家というが、敷地は結構広い。

屋敷の前の道は趣がある。



「どうする?お稲荷さん」

「ここまで来て、見ないで帰るのは悔しいよね」

「戻る?」

 

というわけで、再びお城に戻り、

城山稲荷神社へ。



クリックすると拡大します

狐、狐・・・

 

 

ハーンの好きだった狐も見てきた。

 

そういえば、以前この狐を新しくするドキュメンタリー番組を見た。

 

松江に行くことがあったらぜひ見たいと思っていたのに、それが城内だったなんて・・・

全く覚えてなかった。

 

 

楽しい狐たち。

引き返してよかった!



この後は、街中を歩いて松江駅まで。

米子空港へ直通のバスが出ていた。

 

バスに乗ったら、疲れが出てうとうと。

気がついたら窓の外は湖で、

そのうち堤防の上のようなところを走りだした。

 

ここはどこ?

 

てっきり、鉄道に沿うように米子駅まで出るのだと思っていたら、

中海の真ん中の大根島を突っ切って、

対岸の境港までがルートだった。

 

乗り換えることもなく楽チンだったが、

お土産を買う暇もなかった。

市内観光用のバス



出雲後記

 

飛行機は、悪天候でずいぶん遅れた。

乗る時から、大島上空で何機も着陸待ちをしているので、20分ぐらいは到着が遅れるということだった。

大島上空で、ようやく順番が来て着陸態勢に入ったと思ったら、

燃料が少なくなった飛行機に先を譲るという案内。

 

再度上昇して待機。

翌日の新聞を見たら、割り込んで緊急着陸したのはニューヨークからの飛行機だった。

 

遅れはしたものの、無事到着。

 

「大丈夫ですか?寒いです。外は13度ですよ」 乗務員の人が半そで姿のYちゃんに声をかける。

 

 

いつものことだが、面白かったと言う気分と、

終わっちゃった、というがっかりした気分が入り混じる・・・・・・

 

ちょっと行程を詰め込みすぎたかな。

鳥取砂丘にも、大山にも行きたかった。