45 ダンプで砂利運び           12/1 晴れ

8時、大窪寺を出る。

「凛冽」という言葉がそのまま当てはまるような、身を切るような寒さだった。

マフラーをする。

これで八十八箇所も終わりだと思うと、惜しかった。

何度も何度も振り返って見た。

 

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歩き出したら、またダンプが止まって、乗せてってやるというので乗る。

 

おかしな人で、今日一日付き合えと言う。

もう急ぐ旅でもないのだが、変なことになった。

とうとうその人のダンプで、あちこち砂利を運ぶ。

 

仕事が終わって、途中でサバンナに乗り換える。自慢の車らしい。

 

肝心の土柱も遠くから眺めるだけになってしまった。

あんなもののどこが面白いと言う感じなので、

そばへ言ってみたいと言いそびれた。残念。

 

怪しいものじゃない、悪い人間じゃないとしつこく、厭になるくらい言う。

人なつこい目をした人だった。

晩ご飯をご馳走してもらった。

 

もうユースへ入りたいとせかしてみるのだが、なかなか放してくれなくて困った。

途中電話で連絡は入れたものの、屋島山荘ユースにはいったのは、8時40分。

ビールもすすめられて、飲みすぎて頭が痛い。

面白い思い出にはなった。