10月4日(水) 米子~出雲~温泉津 温泉津ゆのつ温泉 元湯

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夕暮れ迫る町を散策。

 

温泉津の町は石見銀山から沖泊おきどまりまで銀を運び出した「銀山街道」で、石見銀山の大森とともに町並保存地区になっている。

 

なんとなく懐かしい雰囲気があるのだが、温泉町としてはいまひとつ趣がない。

 

「川がないのよ」--------

 

景色に風情を与えるのは水。

裏通りには1.5メートルぐらいの幅のある川が通っているが

生活排水の流れる 溝という感じ。

表通りに流れていたところは

暗渠にしたの?

 

「そうか、川のないのは致命的よね」

 

温泉津の源泉は元湯と薬師湯の2つ

 

薬師湯のほうは明治5年の地震の際に湧き出たもので、各旅館のお風呂はここから引いている。

 

元湯のほうは狸が傷を癒しているのを僧が見つけたとか。1300年の歴史がある。



元湯

 

承知はしていったが、とんでもない熱さ。

温度計を見ると、熱いほうは、46度。

ぬるいほうで、43度。

 

すぐ裏から湧いているとのこと。

 

 

 

湯治場の雰囲気も味わっていただきたいと、

吉田屋で元湯の入浴券をくれた。

 

ものすごく熱いですよ と

 

 

 

 

 

先に入っているおばさんたちが、

いい温泉だから、ぜひ入ったほうがいい。

何度もかけ湯をして体を慣らせとか、

色々指南してくれる。

 

 

 

------- さあどうする?!

 

意を決して ぬるい方のお湯の中へ。

 

「アちちちち・・・」 じっと固まって我慢。

 

胸のほうは何とかこらえられるが、足がチリチリ。

もうダメ!

2分くらいはかろうじて入ってられたかなぁ?

 

 

 

 

そのうちに、一人のおばさんが、熱い方に入った!

 

「大丈夫ですか?!」

 

入れるようになるのに、1週間かかったとのこと。

だんだん熱さになれるという。

 

 



温泉の色が変わるというので、翌朝もう一度元湯に入ってみることに。

 

朝は5時半からで、私たちが元湯に着いたのは、5時33分。

それなのに、なんと、すでに3人も入っていた。

 

朝一番なら写真も撮れるし、と思ったのに・・・

Yちゃんが、私のために写真撮影を頼んでくれる。 ありがとう!

 

昨日より1度低かったせいもあるだろうが、やはり熱さにいくらかなれたみたい。

中の一人は、大田市から来たのだという。

・・・私たちがこれから行く石見銀山のあるところ。