日和佐ユース発７時３０分。

槌間さんは、日和佐から歩いて出発。

私は日和佐駅から　列車で牟岐へ。

牟岐からでも甲浦まで２３キロぐらいはある。

 

８時２０分牟岐着。

駅前がすぐ国道で、甲浦を目指して歩き始める。

 

だいぶ足が　いかれて来てる。　無念無想で歩く。

 

国道55号線は思ったほど車は多くない。

八坂八浜は期待していた程ではなかったがきれいだった。

あとの宍喰ししくいの方がもっと良かった。

 

ドライブインでお昼を食べる。

車で巡拝している人に呼び止められた。

薬王寺で一人旅をしている女の人に会ったらしく、

私を人違いしたようだ。

手拭をお接待してもらう。

 

宍喰町に入ってから長かった。

みとこトンネルは２～３００メートルはありそうで、

排気ガスで中がぼおっとかすんでいる。

袖で口を押さえて通り抜けた。

 

トンネルを抜けると、

「ようこそ土佐路へ」と言う道路標識が目に飛び込んできた。

 

いよいよ土佐だと　ほっと一息入れている所へタクシーが止まった。

高知のタクシーらしく、「帰りだから」と乗せてくれる。

 

ものの２分も乗らないうちに甲浦。

いよいよ土佐路

　

東旅館というのが目に入り、宿はここに決める。 ３時着。

 

旅館の前の海には小型船が沢山並び、

エンジンやスピーカーから合図する声が騒がしい。

 

お茶を飲んでやれやれと、外でも見ようと窓に寄ったら

なんと槌間さんが下を通るところ。

 

思わず　「こんにちは。」

声をかけたら、彼もここに泊まることになった。

もう少し先まで行く予定だったらしい。

悪いことをしたかな。

 

これで同じところに止まるのは三日目。

同じ所を歩いているのだから、不思議はないのだが・・・

 

私は２階で彼は３階。

良かったら来ませんかと言うので、お風呂が出来るまでお邪魔する。

色々話を聞く。

 

アルミサッシの設計屋さんで、

去年一年休職して、６月は奄美大島、

８・９・１０月は奥の細道を歩いてきたそうだ。

 

日本中至る所を、しょっちゅう旅行しているようだ。

今年復職して、６月にはもう会社を辞めたというが、どうなってるのだろう？

そんな働き方が出来るものだろうか。

自分で何か始めるのだろうか。

細くて長い指をして神経質そう。

 

俳句や短歌に詳しくて、そんなところまでF先生にそっくりなのは驚き。

２６才くらいかな。

 

 

疲れない歩き方や旅での安上がりな泊まり方を教わる。

 

まず、旅館が分からない時は、

①役所へ行く。観光課とか商工課とか。

②青年会館とか自治会館でもとめてくれる。

③同業の宿屋で聞く。

④商人宿に泊まる。

 

どこか見学したい時も役所で頼むのが良く、

その時は上の役所（県庁とか）の関係する課長の紹介状をもらっていったほうがよい。　など

 

夕飯がおいしかった。

［献　立］

・いきのいい刺身　つまは、やはり　はすいも

・海老ときゅうりの酢の物　すだちのかおりがいい　

・太刀魚の焼き物　

・にゅうめん　

・鶏もも肉の照り焼き

　よく熟れておいしいトマトと胡瓜とキャベツが付け合せ

 

Yさんにすだちをお土産に出来たらな。

　

太ももの筋肉が痛い。

足の裏の　親指の付け根に大きな水ぶくれが出来た。

ひざの上には青あざが出来ている。

打った記憶もないが。

 

しかし、爪はきれいなピンク色に輝いている。

体調も良い。

ベルトの穴を苦心してひとつ増やす。

やせたかな？

　

 

この先の予定を立ててみる。

１１月５日には　３７番泊になるが・・・