山居倉庫・土門拳記念館

 

9:05 湯野浜温泉から、酒田駅行のバスに乗る

旅館の勧めで、急遽バスにしたが、これは大正解!

 

乗客は、眠りこけている男性と私たち二人。

途中病院の近辺で数人の乗降があったが、市街地になるまで ずっと停留所通過。

松林が近くに見えて、何だか懐かしい車窓の景色。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

そして何より、感激したのは、その丁寧な運転ぶり。

 

右に曲がります、左に曲がります、信号で止まります、動きます・・・

逐一案内がある。

これはこの運転手さんだけ? それとも坂田交通の運転のきまり?

 

更にその運転の滑らかな事! これぞプロの技術。

こんなに乗り心地のいいバスには乗ったことがない。

酔う心配など全くなかった。

  

 ---------------------------------------------------------

山居倉庫前まで約1時間。

ここで、コミュニティバス(るんるんバス)に乗り換えるのだが、

20分近く時間があるので、

 

山居倉庫を見ることに

 

山居倉庫は、現在も使われている。

ぐるっと敷地の中をひとまわり。

庄内米歴史資料館に立ち寄る時間はなかった。

 

 

列車で坂田入りする予定の時は、

着いたら自転車を借りるか、るんるんバスにするか決めかねていた。

観光案内所で相談しようと心づもり。

 

自転車の方が、時間に縛られないでいいかと思っていたが、

これは、あさはかだった!

 

 

このお天気では暑くて、熱中症になる。

 

--------------------------------------------------------

 

 

土門拳記念館は、シンプルですっきりとした建物。

公園の中、池のほとりに建っていて、

水辺を生かした造り。

 

 

小学生のころからの 土門拳のファンで、

写真そのものについての知識が それほどあるわけではないが、

 

彼の作品を通してみた、

“日本の美” が、私の “美” の尺度になっている。

 

「林忠彦VS土門拳」の特別展をやっていた。

見たいと思う写真の、実物の展示はなかったが、

 

ここに来れただけで満足。

 

(クリックで拡大)↓

 

 

建物の前の池の周りを散策。

まわりには、アジサイがずっと植えてあった。

湯野浜の旅館で、「きっとあじさいが綺麗ですよ」 といわれて期待していたのだが、

残念なことに、この暑さのせいか、葉が茶色くなっているものも。

 

しかし、ここに立っていると気分が清々する。

空間を邪魔するものがないのだ。

 

つまり、電柱や電線が、いかに景観を損ねているかという事を実感する。

 

-----------------------------------------------------------------

 

るんるんバスで、酒田駅まで戻る。

帰りの列車には時間がある。

昼食をと思って、観光案内所で聞いたり、近くを見て回ったりしたのだけれど、ここという店がなかった。

 

 

 

 

そのまま「本間美術館」へ行く。

 

展示に、あまり興味を引くものはなかった。

 

鶴舞園は昭和天皇も泊まられたところ、庭園は鳥海山を借景にしているという。

「鳥海山は、どちらの方角に見えますか?」

「木が育って、部屋からは見えないのです。

入口の門を入った所からは見えます」

 

 


---------------------------------------------------

 

駅へもどって、お土産コーナーで物色。

 

孫に、新鮮な “さくらんぼ” でも、と思ったのだが、

あまりいいのがなかった。

山形駅で食べた”黄色いさくらんぼ”はおいしかった。

 

・・・で、私の山形土産はこれ。ーーー

 

 

 

 

 

(クリックで拡大)↑


一路東京へ。

「MAXとき」の中で、レトロな箱の「サンドヰッチ」を買う。

シンプルなハムサンド。

 

 

 いつものことながら、忙しくて、楽しい旅だった!

 

歩くの大好きな我々だが、ハードな歩き旅は、これが最後か?