シメは大阪でお好み焼き

 

帰りは、バスで「高野山駅」まで、そのあとは「極楽橋」までケーブル、電車で「なんば」へ。

9時に宿坊をチェックアウト。

 

 

バス停にベンチがあるが、そのまん前で道路工事をしていた。

バスはどこに停まるのよ?

工事のおじさんが、

「そこに座ってていいよ、バスが来たら止めてあげる。」

バスが見えたら、おじさんは旗を振って止め、私たちを呼んでくれた。

 

 

 

高野山駅 ~~~~~~~~~~~~~~~~~

「高野山駅」は昔と同じ。

 

二階が待合室になっていて、レトロな趣き。


 

売店で、「竹清水 高野」というのを買う。

190円で、ちょっと高いが、せっかく高野山へ来たのだもの。

 

友人は、さっそくペットボトルの口を開ける。

どんな味? ほうじ茶みたい?

 

黙ってる。

しばし考えて、

酸っぱいような、甘いような、

今まで飲んだことのない味よ。

“お茶” じゃないわね。

何が入っているのかしら。 竹の繊維、 ビタミンC・・・

 

あまりにも腑に落ちない料理上手の友人の様子。

 

私は後で飲むからね。

 

 


ケーブル ~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

ケーブルはかなりな勾配。

 

最前列に陣取る。 

まだ紅葉が綺麗。

 

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「極楽橋」 到着。

 

次の電車に乗り込んだところへ、

 

「あの人たちですよ」と、声がし、

みんなが私たちの方を見ている。

 

何だろうと思ったら、

ケーブルの運転手さんが乗り込んできて、

 

「わすれものです!」


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あ~またやっちゃった。

ケーブルにせっかく買った「竹清水 高野」を忘れたのだ。

わざわざ届けていただいて、 申し訳ない、お恥ずかしい。

 

 

どれどれどんな味?

確かに微妙。

 

友人はプラムみたいな味もするといったが、笹飴の香りもするような。

“木酢液”というのを聞いたことがあるけど、

舐めたこともないけど、そんな種類の味とちがう?

 

 

癖になる気もするが、ま、次に買うことはないわね。

 

 

お好み焼き ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  

南海なんばについて、インフォメーションセンターに直行。

何しろ二人とも大阪は はじめて。

 

地図をもらって、お昼を食べるところを教わる。

やはり大阪は「おこのみやき」でしょう。

戎橋筋の「味の家」へ。

 

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カウンターでいいですかと通された。

お昼少し前だったが、私たちで満席。 次に来た人は待たされた。

 

目の前で、おじさんが次々と焼いては

カウンターのお客に出したり、椅子席に渡したり。

 

私たちは海鮮がいろいろ入っている「ミックス」を注文。

 

クレープのように薄く生地を伸ばした上に、

入れ物に入ったキャベツなどの具材を、フォークでチャカチャカと空気を含ませるように回す。

底に粉の溶いたのが入っているようだ。

入れ物からバラバラと具材が落ちるがお構いなし。

それを生地のうえにあける。

こぼれたのもまとめて、4センチくらいの高さになった。

 

それから、どうぞと目の前にすすめられるまで15分くらいかかった。

待ち遠しかった。こんなにゆっくり焼くのね。

 

おいしかった。 大満足。

 

一見怖そうなおじさんと思ったが、さすが大阪人。

お客さんとの会話が上手!

 

「それはなあに?」

キャベツではなく、ねぎだけのを焼いている。

 

「ねぎ焼きです。牛筋が入ってます」

「よく耳にする 九条ネギ?」

 

「文句言うねぎです」

・・・あぁ、“苦情” ねぎ ね。

 

おいしそうで、ねぎ焼きを二人で1枚追加。

 

いろんなものが次から次と焼かれて、見ているだけでおもしろい。

カウンターは特等席。

鉄板のところどころに穴があって、焦げた屑をその中にコテで、落とし込む。

焼くのは難しそうだけれど、穴に入れるお掃除はやってみたい。

 

出るとき

「また高野山へ来たら、寄ってください」 ですって!

 

ちょっと大阪そぞろ歩き ~~~~~~~~~~~~~~~

 

法善寺横丁の「水かけ不動」にまわった。

巣鴨とげぬき地蔵の洗い観音を想像してたら、こちらは全身苔が生えた緑色。

 

「カニ」や「グリコ」を見て、そのまま心斎橋筋を歩いて、心斎橋の駅まで。

 

雰囲気は吉祥寺の街に似ている。

ちょっと大阪の地図が頭に入った。

新大阪から一路東京へ。

  

駅で、「豚まん」をお土産に買ってきた。

 

おいしかったけど、私は「ヤマザキの肉まん」でいいかな。

帰宅 自転車はどこだ? ~~~~~~~~~~~~~~

 

 

東京に着いての気がかりは、自転車。

 

出発の朝、国分寺駅の駐輪場はまだ開かない時間なので、

一橋学園から電車に乗った。

 

一橋学園駅近くの無料駐輪場に行ってみたら、

 

駐輪場を整備して、12月1日から有料になると張り紙がしてあった。

帰京は2日になる。

 

今止めてある自転車は、撤去することもありますと書いてある。

 

そんなこと言われても断る人はいないし、どうすりゃいいの。

置いていくしかない。

どうか、料金を3日分払うだけで済みますように。

 

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駐輪場に行ったら、案の定置いたところに自転車はない。

係りの人に事情を話しながら探したら、

・・・みつかった!

 

300円払おうとしたら、

「無料の時に止めたのだから、今回はいいです。」

 

   これが高野山旅の 仕上げの、ラッキー!