加茂水族館

 

鶴岡駅で旅館の迎えを待つ間に、遅めの昼食。

 

駅の横に「ラーメン」の旗が見えた。

ドアを開けると、居酒屋風でちょっと どぎまぎ。

 

「ラーメン食べれますか?」

「冷たいの?温かいの?」

「冷たいの!」 と友人

 

「私は、暖かいの・・・」と言いかけて

 あっ!!

 

来るときの新幹線の中で、友人が、

 

「山形の名物、冷たいラーメンを食べてみたいのよ」

「冷やし中華は、山形の名物なの?」

「違う! 冷やし中華じゃなくて、ラーメンの冷たいの!」

 

これかぁ~! もちろん 私も冷たいの。

 

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「どうぞ」と出来上がって、カウンターの上に置かれたラーメンを手に取ると、

どんぶりは、キンキンに冷えている。

 

中は、湯気が立っていないだけで 普通の醤油ラーメン。

チャーシューとメンマとネギ。 そして氷のキューブが3個!

 

残念、また写真を撮り忘れた。

 

おいしかった。 大当り。

日本中でこれが広がってもいいね。

 

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今晩の宿、湯野浜温泉 「游水亭ゆうすいてい いさごや」の迎えの車が来た。

お客は私たちと中年のご夫婦。

 

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クラゲの水族館「加茂水族館」で私たちは降ろしてもらう。

荷物だけ先に旅館に。

 

クラゲにそれほど興味があるわけでないが、

もう来ることはないと思うから、話題の水族館は外すわけにはいかない。

 

 

いろいろなクラゲがいた。

思いのほかきれいに写真にとれるので、びっくり。

 

(クリックで拡大)↓ 

 

クラゲの給仕解説のショータイムが面白かった。

 

実際に、餌をやる顕微鏡写真を画面に映して説明してくれる。

 

長い触手はからまないのか? 絡まったらどうするのか?

という私の疑問も解決。

 

普通は自力でほどくそうだが、

ダメな時は職員が棒を使ってほどいてやる。

棒を使うのは、毒があるから。

どうしてもほどけないときは、はさみでチョッキン。

また再生するので心配ないとのこと。

 

手袋をして、クラゲに触らせてくれた。

希望者は?という声に、もちろん一番先に手を挙げた。

 

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旅館につくと、ロビーでお抹茶とお干菓子が出て、

ハンサムなスタッフが、たずねてきた。

 

「明日の朝はどうなさいますか?」

「また鶴岡まで送ってもらうと、列車に間に合わないのよね」

 

「路線バスで行こうと思っているの」

「ご提案なのですが、酒田までバスで行かれるというのはどうですか?

 ただ、せっかくのJRの切符を無駄にすることになりますが」

 

酒田まで、バスというのは全く念頭になかった。

酒田について、それから土門拳記念館まで どう行くかも迷っていた。

 

「山居倉庫前まで行って、そこから

るんるんバスに乗り換えて、記念館に行くのがいいと思います」

 

バスは弱いのよと思ったが、

ここはやはり地元の人の意見が一番。

 

「そうします。バスにします!」

 

 

 

旅館の売りは、

日本海に沈む美しい夕日で、

部屋に入ったらタイミングバッチリ。

 

北陸育ちの私たちには、珍しくはないけど・・・

 

まずは温泉へ。

 

 

 

 

 

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「食事には浴衣を着たまま来ていただいて、大丈夫です」とのこと。

 

友人はしり込み。

「大丈夫、Tシャツの方が目立つわよ!」

 

浴衣(言ってみれば寝巻)を着たままで人前に出るなんて、

彼女の人生で初めてでしょうね。

 

 

献立は、いかにも 旅館らしいもの。

山形牛は出なくて残念。庄内三元豚のしゃぶしゃぶ。おいしかった。

 

「明日死ぬとなったら、何が食べたい?」

「そうねェ・・・」

 

何にも思い浮かばない。 好き嫌いはないし、そもそも食に欲はないし。

最後の晩餐に何を食べたいか、考えるのがこれからの課題。

 

 

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 WiFiをつないで、友人といろいろスマホをいじってみる。

・・・LINEの写真の保存? どうするんだっけ?

 

彼女の通信手段はLINE。

私はほとんど使わない。

 

やっぱりこれからは、LINEかぁ。  勉強しなくちゃ!

 

 

 

今日は、17,129歩 歩いた