8 ちょっと疲れが・・・     10/25 晴れ 歩いた距離:20キロ

ゆうべ一緒に泊まったお遍路さん達にあわせて、

五時三十分に起床。すぐご飯。

 

一行は 8人で、五十代のおばさん達だ。

食事の前にお勤めを済ませ、6時にはもう出て行った。

 

中の、先達と思しき人は、52番でお茶の接待をしている人だという。

もう、何十回も回っているそうだ。

熱心な人たちで、到着した時もお大師さん(杖)の前でかなり長い間お経を上げていた。

 

もう一人、自転車で日本一周している19才のお兄ちゃんと六時半に出発。

彼は四国へ入った時、

どうせ一周するなら札所を回りなさいと勧められたのだそうだ。

 

町の中では、歩くのも自転車もそう かわらなくて、

14・15・16・17番と、どのお寺でも私がつくのと彼が出るのと一緒になった。

17番到着は10時30分。

 

 

 

ユースへ入るのが遅くならないよう、18番恩山寺へは、バスにする。

しかし、ちょうどいいのがなくて結局徳島駅まで歩く。

 

途中から国道に入ると、

車の騒音と排気ガスで、すっかり気持ちが悪くなった。胸が痛い。

 

 

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バスには間があるので、13番で作ってもらったお弁当だけもって、

ケーブルで眉山へ上る。

 

荷物は駅へ預けた。

傘をリュックにくくりつけたら、

「そんなことしても 2個にはなりません」と 3個分の料金を取られた。

 

眉山へ上ったものの、足が痛く、

朝が早かったせいか疲れもでて、お弁当を食べてベンチで昼寝した。

30分ぐらいで起きて、ぶらぶら駅へ戻る。

 

ところがバスは出てしまっていた。

どこでどう勘違いしたのか、いつの間にか発車時間を覚え間違えていたのだ。

 

結局15時30分の汽車で、南小松島へ向かう。

南小松島着16時10分。

 

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駅で今度はリュックだけ預けて18番へ。40分かかる。

恩山寺では、納経料をお接待してもらう。

 

続いて19番立江寺へ。1時間かかる。

 

立江寺では、「肉髪づきの鉦の緒」があるそうだが、

それらしき物はみあたらなかった。

ここは関所の寺とかで、行いの悪い人は罰が当たって先へ進めないという。

私は何事もなかった。ホッ!

 

 

本道の階段を下りかけたら、団体バスの観光客が写真を撮らせてくれと言う。

遍路の格好がめずらしいようで、ポーズの注文まであった。

 

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歩いているとよく犬がほえる。

 

飼い犬は姿が見えなくなるまでキャンキャンワンワンいうが、

野良犬は絶対吼えない。

 

トコトコ2キロぐらいもついて来るのもいれば、

前にいる私を追い越しかねてもじもじしているのもいる。

そんな時、私が振り向くと、実に当惑した表情をする。

私が止まると、自分もなんとなくその辺を嗅ぎまわったりして

決して距離を縮めようとしない。

 

 

19番を終わって、立江から南小松島へ戻ったが、

もう少しというところで汽車に乗り遅れて30分も待った。バカみたい。

 

小松島ホステル泊まり。

今日は本当に疲れた。明日頑張ろう。

 

 

 

 

 

 

 

発心の道場

阿波(徳島)の札所は1~23番まで。

 

発心の道場と呼ばれる。

↓(クリックで拡大)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

18番 恩山寺参道

↑(クリックで拡大)↓ 

 

19番 立江寺本堂

 

はいポーズ!

私の遍路姿も板についてきたのだろうか。

 

少なくとも照れ臭さはなくなった。

 

 

 

犬と同行二人