8時15分矢野さん宅出発。
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一時間くらい歩いたところで、車が止まって乗せて行ってくれるとのこと。
三坂峠までと思ったのに、
三坂峠は越えられないから塩ヶ森から行けという。
鴇田峠に続き、今日は難所と言われる三坂峠を、
ぜひ越えてみたいと張り切って出たのだ。
時間があるし、さんざ大丈夫だと言ったのだが
きいてはもらえず、塩ヶ森まで行ってしまった。
ありがた迷惑と思った。
悪いとは思ったが、眉の根が寄るのをどうしようもなかった。
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車を降りても浄瑠璃寺まで、悔しくて悔しくて泣けてきた。
46番浄瑠璃寺でゆっくり般若心経を唱えて少し落ち着いた。
国道はいい景色だったが、やっぱり悔しい。
人の善意を素直に受け入れるのは難しい。
--------------------こうなればゆっくり歩こう。---------------------
お寺はたんぼや畑の中の平坦な道を行く。
47、48、49、50番と打つ
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最終の51番石手寺着は3時45分。
石手寺は、「門前、市をなす」という様子で、観光客が大勢。
寺へ入って最初に目に付いたのが、「懐中物にご用心」と言う看板だから驚く。
早々に引き上げる。
神泉園ユース着5時
三坂峠 三坂峠からのへんろ道は、かなりの急勾配の下りらしい。
へんろ道を下らず、国道をそのまま行くと塩ヶ森に出る。そこから又へんろ道に戻るのである。
上手に断りきれなかった自分にも腹が立ったのだ。
峠越えは、当時本当に無理だったのかもしれない。自分の足を過信してたかもしれない。
達成感、高揚感を期待して意固地になったのは、旅になれた慢心か?
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49番浄土寺の空也松 ↓(クリックで拡大) |
空也上人のゆかりの寺で、境内に空也松という大きな松があった。 この松は枯れてしまって、今はないらしい。
好意はありがたく受ける この遍路の旅を終えてから、よほどのことがない限り、ひとの好意は無条件にありがたく受けることにしている
四国の人たちの親切や、会社を辞める時にかけてもらった言葉を思うと、好意を素直に受けることこそが、そのひとの気持ちにこたえることなのだと思うようになった。
遠慮は思い上がりの裏返しかもしれない。 かえって失礼。
好意に値する者として認めてもらったということ。素直に喜ぼう。
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