35 仕事に忠実な犬の伝説 11/21晴れ時々曇り風強し  歩いた距離:20キロ

 

今朝はあわてた。

しけで船がなかなか出ない。

ようやく船が出て桟橋に着いたのが8時。

 

予定した汽車は8時2分で、もう駄目だとは思ったが駅まで走った。

駅舎が見えて、時計を見たら8時4分。

もう仕方がないと、国道へ戻りかけたが、とにかくいってみようと思い直して駅まで。

 

ホームに列車が止まっている。

すれ違う急行が遅れて、それが来るのを待っていたのだ。

天の助けと汽車に乗り込む。

 

結局北条駅を列車が出たのは8時15分。

大西着8時45分。

 

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54番延命寺、55番南光坊、56番泰山寺と打つ。

ずっと町の中で、何となく落ち着かなかった。

 

57番栄福寺を打ち、58番仙遊寺着 1時30分。

犬塚池の伝説

 

 昔、住職が栄福寺と仙遊寺を兼務していた時、

両方の寺の連絡係に犬を使っていた。

犬は鐘で呼ばれた方の寺へ行き、手紙を持って、もう一方の寺へ届ける。

 

あるとき、両方の寺で同時に鐘がなり、犬はせかされて打ち鳴らされる鐘に、

あっちへ走り、こっちへ走り、とうとうどうすればよいか分からなくなって、

池に身を投げたという。

 

村人が哀れんで池のほとりに犬塚を建てて供養し、その池を犬塚池と呼ぶようになったという。

 

 

仙遊寺から59番国分寺へ行く途中で槌間さんに会う。

 

国分寺着3時30分。

槌間さんとは国分寺で別れる。

 

今日は国民休暇村まで行くとのこと。

 

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日射しに映えてくっきりしていた山の色が、吸い込まれるように消えていく。

 

ユースを頼もうと電話、電話と探しながら歩いていて、

ひょいと横を見たら法華寺と書いた石があった。予定していたユースについてしまった。

 

おそるおそる いきなりたずねてOK。

ただし夕飯は外で。

泊まりは私一人。

 

 

住職さんが呼んでくださって、お茶をご馳走になる。

煎茶道が、あるとは知っていたが、見るのは初めてだった。

急須の形が普通とは違っていた。取っ手がなかった

 

 

 

 

 

 54番延命寺

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56番泰山寺

弘法大師手植えの

忘れずの松(不忘松)

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仙遊寺近くから瀬戸内海を望む。中央付近に犬塚池がみえます。分かるかな?