13時30分発 「きい号」で小松島まで 2時間20分の海路。
昨日とはうって変わって いい天気。
てっきり駄目だと思っていたのに、とても嬉しかった。
八時半ごろユースを出て、女人堂まで歩く。
ユースの同室だった人といっしょになり、ついでに駅まで歩く。
駅で切符を買おうとしたら、手さげに財布がない!💧
昨夜お風呂に行く時、リュックの中に移したのを思い出した。
でも、ない!
ユースを出るとき部屋には何もなかったから、忘れてきたはずがない。
ケーブルの発車時間が迫る。荷物をみんな引っ張り出す。
ようやく、前ポケットに入れたのを思い出した。
財布を入れるところは一箇所に決めよう。
橋本で乗り換え、和歌山、和歌山港へと随分乗り継ぎで時間がかかった。
同室の人は、奈良へ回るはずが、私の四国へ行く話を聞いて 瀬戸内海が見たいと変更した。
13時30分発 「きい号」で小松島まで 2時間20分の海路。
甲板の端に新聞を敷いて座る。
風が冷たいが、海を見るにはいい。
黒潮の色はこんなものか、海を見ても何も浮かばない。
小松島に着いて、記念に切符が欲しいと頼んだが断られた。
すぐ汽車で、鳴門へ向かう。------------------
途中徳島で乗り換える時、切符を窓のところに忘れた。気がつかなかった。
女の人が、ずっと追っかけて持ってきてくれた。
お腹の大きいおばさんだった。随分走らせてしまった。申し訳ない。
汽車の中でちくわを買う。
四国は海産物がおいしいと、彼女がすすめてくれた。おいしかった。
今夜の泊まりは、鳴門ユースにする。
彼女が電話で予約してくれた。
5時過ぎ鳴門へ着く。ユースは山の上の岡崎城の裏とのこと。
山の下からは、すっと石段が続いている。やれやれ。
石段の途中で、蛇と、大きなトノサマガエルと、裸のお兄さんに会う。
夜景が美しい。
ユースへ着いたらすぐ食事。
女四人、男3人の泊まり。
ここで初めて、高野山からいっしょの彼女の名前が、柿沼さんと知った。
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柿沼さんが、「お清め」をしてくれると言う。
私の額から、10センチくらいのところに手をかざし、手から出る霊線で人についた霊を沈めるのだそうだ。
前にYさんが話してくれた 「おひかりさま」がこれだろうか。
後で資料を送るとか、四国の前に神戸で研修を受けたらいいと言われたのは困ったが、これも縁、半信半疑ながら、 「お清め」を受けた。
柿沼さんは、明日うず潮を見て、屋島、小豆島とまわって帰るとのこと。
私も、やっぱり うず潮を見ていこう。
旅に出て初めての大失敗!冷や汗が出た。
この頃の私は、海への、ことに黒潮への思い入れが強かった。
そして、黒いから黒潮と言うのに、もっと青い色をイメージしていた。
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竹の周りにすり身を塗りつけて焼いてある。 まさしく竹輪。 竹は引っぱっても抜けないので、かぶりついた。
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もちろんお兄さんはスッポンポン!
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