38 みぞれまじりの雲辺寺  11/24曇り時々雨  歩いた距離:32.7キロ

 

7時30分、ユースを朝食抜きで出た。

 

今日は少しでも早く出ようと心づもりしてたのに、

待てど暮らせど朝ご飯になる気配がない。

 

いらいらと待って、催促に行ったら、

子供がゆうべ熱を出したとかで全く準備が出来ていない。

それならそうと言ってくれればいいのにと、頭にきて飛び出す。

 

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とにかく十時台のバスに間に合わせなくてはと、

一目散に65番三角寺へ向かう。

 

三角寺でお参りもそこそこに急ぐ。

金田で10時30分のバスに乗れた。

 

16キロ位を三時間で行った事になる。

山道をこれだから、かなりきつかった。

 

11時20分雲辺寺口着。

 

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ハアハア登って一時間ぐらいしたところで槌間さんに追いつかれた。

今朝は6時半に出たとのこと。

 

お昼を食べていないんだろう、とパンをもらう。

思いがけなくて、うれしいような、申し訳ないような・・・

 

尾根に出たら風が強く、みぞれまじりの雨が横殴りに吹き付ける。

上り始めて2時間で、66番雲辺寺到着。海抜千メートル近い。

すぐに出発。

 

67番大興寺(小松尾寺)には3時50分に着く。

途中落ち葉が積もっている下に石がごろごろしていて、

捻挫しないようにとハラハラしながら注意して歩く。

予定より、30分も早く着いた。

 

ひざが痛い。

 

槌間さんの後を追って急ぐ。

負けずにがんばろうという気持ちもあったが、

なにより山から出たかった。

 

小松尾寺を出てしばらくいくと、あられが降ってきた。

破れた靴底が、途端に冷たくなって足先が、かじかんできた。

しばらく小降りになるのを待つ。

 

柿をもらう。

山本町5時5分発の国鉄バスで観音寺駅へ。25分位で着く。

 

 

ラーメンを食べて、靴を買って宿へ入る。

白梅屋で素泊まり。

ほっとした。

 

槌間さんとは小松尾寺へ下る道で別れたが、きっとあれが最後だ。

もう会うことはないだろう。

 

 

 朝のアクシデント

よりによって・・・

相当腹を立て慌てふためいたようで、精神的に全く余裕のない一日だったらしい。

 

というのは、この日一枚も写真を撮っていない。

カメラの具合が悪いのではなく、撮る余力がなかったのだ。

この旅行に限らず熊野でも、一番大変だった所の写真がない。

こういう所こそ、後で振り返ってみたいのに・・・

 

 

 

 

 

 

66番雲辺寺

八十八ヵ所中、一番高いところにある札所。

現在は遍路道とは別にロープウエイがあり7分で到着との事 

 写真がないから、ただ寒かったという記憶だけで、

境内の様子も何も思い出せない。惜しい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

涅槃の道場

いよいよ最後の香川(讃岐)の札所です。

66番雲辺寺は徳島県に入ります

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