41 「旅の重さ」 「故郷」       11/27雨のち曇り  

朝目を覚ましたら、凄い雨。

どうしようかと迷ったが、この雨では到底山へは登れない。

というよりは、登りたくない。

すすめに甘えて、もう一日Kさん宅へ泊めてもらうことにする。

 

 

今日は槌間さんをまねて、映画でも見よう。

「旅の重さ」「故郷」「結婚大混線」の三本立てをやっていた。五百円。

 


槌間さんから四国八十八ヶ所を扱った「旅の重さ」のことはちらりと聞いていたが、

ここで出会えるとは思わなかった。

四国を回りながらこんな映画を見るなんて、不思議なめぐり合わせ。

 

「旅の重さ」はセンチメンタルと言うほどではないにしても、

かなり甘い出来上がり。

16歳という主人公の年齢では、あのくらいの扱いが限度かもしれないが―― 

高橋悦史はうまいし、女の子は美しい。

自分の24歳との8つの違いは大きい。

やはり少なくとも大学の時に四国を回るべきだったかも知れない。

ずっと感じるものも多かったろうし、

その後の生き方も違っていたろう。

早くに経験しておくべきだったと思う。

 

-----------------------------------------------------

 

「故郷」の方が見ごたえがあった。

『時代の流れ、大きいもんとはなんやろう。なにをさすんやろう』 と男は泣く。

 

 

Kさんは、料理の切抜きをして、それをきちんと整理している。

感心する。

お母さんが、結構まめにやるんですよ、とのこと。

大胆で思いっきりのいい彼女の、別の一面を見た。

旅の重さ

1972年松竹 監督 斎藤耕一

出演 高橋洋子 高橋悦史 岸田今日子 三国連太郎など

 

話題になった映画だが、その後1度テレビで放映されたのを見た。

が、あまりはっきりとした記憶がない。

当時の感想が当たっているかどうか・・・

 

 

 

 

故 郷

1972年松竹 監督 山田洋次

出演 井川比佐志、倍賞千恵子、渥美清、前田吟、笠智衆など

当時は、映画を見ても監督が誰かということなど全く関心がなかった。

が、今にして思うと私の鑑賞眼もなかなかじゃない

  ナンチャッテ。